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- 北神 慎司
- 名古屋大学大学院環境学研究科
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- 菅 さやか
- 東洋大学社会学部
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- KIM Heejung
- カリフォルニア大学サンタバーバラ校心理学部
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- 米田 英嗣
- 日本学術振興会 ノースウェスタン大学教育学部・心理学部
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- 宮本 百合
- ウィスコンシン大学心理学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Is color most important in toilet sign ? (2)
- A cross-cultural study of stroop-like effect on cognition of toilet sign.
- トイレマークの認知におけるストループ様効果の比較文化的検討
説明
北神ら(2009, 認知心)では,日本人を対象として,ストループ様課題を用いて,トイレマークの認知に,色や形がどのような影響を及ぼすかを検討している.その結果,赤やピンクの男性マークや,青や黒の女性マークにおいてストループ様干渉が起こることが示された.つまり,日本人にとって,トイレのマークを認知する際,色情報が非常に重要であることが示唆されている.それでは,色によって,トイレの男女を区別する文化がない場合,ストループ様干渉は生じないのだろうか.本研究では,アメリカ人の大学生を対象として,ストループ様課題を用いて,トイレマークの認知に,色や形がどのような影響を及ぼすかを検討した.その結果,アメリカ人においても,ピンクで彩色された男性マークにおいて,ストループ様干渉が示された.先行研究の結果と併せて,これらの結果は,色のジェンダー・ステレオタイプという観点から考察された.
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2010 (0), 28-28, 2010
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680652575488
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- NII論文ID
- 130005036589
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可