エピソード的未来思考における検索過程
書誌事項
- タイトル別名
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- An investigation of retrieval process in episodic future thinking using RIF paradigm
- RIFパラダイムを用いた検討
説明
人間は未来の出来事を実際に体験しているかのようにイメージすることが出来る。そのような能力は,エピソード的未来思考 (以下,未来思考) と呼ばれる。未来思考は,エピソード記憶想起と同じ記憶システムに依存していることが知られており,エピソード記憶情報の検索と統合により未来の出来事のイメージが構築されると考えられている。したがって,未来思考とエピソード記憶想起における検索過程も同様のプロセスならば,エピソード記憶想起時に生じる現象は未来思考時にも生じるはずである。しかし,先行研究で,記憶想起時に生じるRIF(検索誘導性忘却)が,未来思考時には生じないことが示されている。ただし,その先行研究では遠い未来の出来事をイメージする場合しか検討していなかった。そこで, 我々は近い未来の出来事のイメージによってRIFが生じるかを検討した。その結果,時間的距離に関わらず,RIFは生じないことが示された。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2013 (0), 44-44, 2013
日本認知心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680653664512
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- NII論文ID
- 130005472817
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可