デジャビュと懐かしさ経験に及ぼす加齢・個人差の影響
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- 楠見 孝
- 京都大学大学院教育学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Aging and individual differences in deja vu and nostalgia
説明
16-69歳の997名の全国の男女に対してインターネット調査をおこない,デジャビュと懐かしさ経験の頻度が加齢によって低下すること,両者の相関が高いことを明らかにした。デジャビュを年1回以上経験した人の比率を,男女で比較すると場所デジャビュ(79%, 84%),人デジャビュ(69%, 73%)であり,性差は小さかった。人と場所デジャビュ頻度と,性格特性との相関は全般に低く,ノスタルジア傾向は情緒不安定性と弱い相関があった。幸福度とは弱い負の相関であった。デジャビュ,ノスタルジア傾向と,保守性,批判的思考態度,空間能力自己評価,職業,学歴,居住地域,TV視聴時間,読書冊数との明確な関連は見いだせなかった。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2013 (0), 28-28, 2013
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680653681152
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- NII論文ID
- 130005472725
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可