単語完成課題を用いた交差プライミング現象の生起に関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Why does the cross-form priming on word fragment completion task ?
- ―符号化処理とテストリスト構成を操作して―
説明
データ駆動型の潜在記憶課題において、学習-テスト刺激間の物理的特徴が全く異なる場合であっても(e.g., 画像-単語)、有意なプライミングが得られる事がある。このような現象は交差プライミング現象とよばれる。本研究は単語完成課題のテストリスト構成を操作する事によって、課題遂行時に利用される概念駆動型処理の相対的重要度を操作し、交差プライミング現象の生起要因について検討を行った。第1実験では、呈示された線画に対して命名する符号化処理が行われた。第2実験では、それに加え、命名された名前(単語)を視覚的にイメージする符号化処理が行われた。その結果、第1実験では交差プライミングが得られなかったが、第2実験では交差プライミングが得られた。両実験においてテストリスト構成の影響は見られなかった。本発表では、先行研究における結果パターンと比較し、交差プライミング現象の生起要因に関する仮説を紹介する。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2008 (0), 128-128, 2008
日本認知心理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680653850496
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- NII論文ID
- 130005036267
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可