眼は口ほどにものを言うか?
書誌事項
- タイトル別名
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- Do the eyes have Language?
- The descriptions of eyes and facial smile
- “眼”と“顔”の喜び表情の決定要因
説明
他者の情動を認知する能力は、正常な社会的相互関係を保つうえで重要である。特に、眼の複雑な表情及び心的状態を理解する能力は、“心の理論”の指標となることが知られている。本研究では、眼の表情認知の一端を明らかにすることを目的に、眼と顔の“喜び”情動表出の決定要因について比較的検討を行った。実験刺激には、異なる表情間で部分的に入れ替えを施した、合成顔画像を用いた(例:中立情動を表出した眼の領域と、喜びを表出した残りの顔領域を合成した顔画像)。その結果、眼と顔の喜び表情判断において大きな違いはなく、共に決定要因は口を含む部分領域の変化であった。しかしながら、眼を含む部分領域の微細な変化を読み取ったのは、顔の表情判断ではなく、眼の表情判断であった。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2007 (0), 63-63, 2007
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680653917184
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- NII論文ID
- 130004587364
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可