中途視覚障害者の筆記行動を支援するための提案_I_

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タイトル別名
  • 文字入力システムの開発

抄録

中途視覚障害者の文字によるコミュニケーション手段として、点字とパソコンがある。しかし、これらを利用するためには、訓練が必要であるが、高齢になるほど習得が困難となる傾向があるため、文字を使わずに、録音機器で記録を行う人が増えてきている。しかし、文字入力という行為は、思考をまとめたり、学習する上では有効な手段であると考えられる。<BR>  そこで我々は、日常生活・学習・就労の場面における自立を目指す中途視覚障害者の筆記行動を促進するリハビリテーション・サービスの創造の一環として、2種類の文字入力システムを開発した。<BR>  2種類の文字入力システムは、1)点字タイプライター入力方式(以下、L.L.Writerとする)、2)手書き入力方式(Pen-Talkerとする)である。L.L.Writerは、電源を入れると瞬時に起動し、電源を切るとその時点で自動保存される。点字タイプライター方式で文字を入力すると、音声で確認が可能である。一方Pen-Talkerは、タッチスクリーン式の携帯型パソコンに文字を入力し、認識ボタンを押すと、音声での確認が可能である。<BR> この2種類の機器について、事例を通して視覚障害者の文字入力システムとしての検証を行ったので、その結果について報告する。<BR>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680655822336
  • NII論文ID
    130007008230
  • DOI
    10.11507/jarvi.19.0.18.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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