棒状液晶性有機半導体における電荷移動度の異方性

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タイトル別名
  • Anisotropy of carrier mobility in calamitic liquid crystalline semiconductors

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説明

高移動度かつ容易に均一薄膜が作製できる液晶性有機半導体は高品質な半導体材料として注目を浴びている。この液晶性有機半導体の特徴の1つは絶縁部となるアルキル鎖をもつことによる大きな移動度の異方性を持つ点である。しかし、電荷輸送のみならず電荷の生成効率にも異方性があるため、これまで異方性を正確に求めることは困難であった。本研究では酸化チタンを光キャリア生成層に利用し、棒状液晶の移動度の異方性を検討した。アルキル鎖が長い材料においては層間の移動度が見積もれなかったものの、短い材料では層間の移動度の見積ることができた。この結果、層間の伝導は電子伝導によると考えられ、移動度は分子長に依存し、異方性は層内、層間の平均分子間距離に対応すると考えられた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680663752960
  • NII論文ID
    130005043722
  • DOI
    10.11538/ekitou.2006.0.107.0
  • ISSN
    24325988
    18803490
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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