インターネットを通じて公開される侵入生物データベースとその概要

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書誌事項

タイトル別名
  • Description of a new invasive species database on the NIES website

抄録

侵入種のリスク評価と管理に役立てるために、日本国内への侵入種に関するデータベースを作成した。データベース掲載対象種として、哺乳類35種・鳥類39種・爬虫類19種・両生類13種・魚類94種・昆虫34種・その他の無脊椎動物3種・維管束植物100種、合計337種(亜種を含む)を選定した。各種の記載項目は以下の通りである。和名・学名・英名・科名・原産地と分布・侵入年代・侵入経路・日本国内の分布状況・形態的特性・生態的特性・遺伝的特性・影響と対策・すでに実行されている法的規制・備考・参考文献。この他に、写真と県別分布図が掲載される。データベース作成にはアクセス2000((株)マイクロソフト)を用いた。本データベースにより侵入の現状や生態的特性等の情報がまとまった形で提供されれば、すでに定着した、またはこれから定着のおそれのある外来種による影響を評価するための役立つものと考えられる。また新たな侵入の防止についても、本データベースが侵入源の監視、侵入経路の遮断などの対策立案に役立つことが期待される。現在、国立環境研究所ホームページ上で公開するために最終的な体裁・内容の検討を行なっているが、学会会場でも閲覧を予定している。なお、このデータペースの基礎ファイルは環境省地球環境研究総合推進費研究課題「侵入生物による生物多様性影響機構に関する研究」(2001-2003)において作成した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680667137152
  • NII論文ID
    130007011983
  • DOI
    10.14848/esj.esj52.0.790.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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