高校生と大学生のファストフードの利用と不定愁訴との関係
書誌事項
- タイトル別名
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- The relevance between the usage of fast food and malaise in high school students and university students
抄録
目的:ファストフードの問題点が認識されているにも関わらず,若年層を中心にファストフードへの嗜好は高く,よく利用されている。この原因は消費者が健康を考えてファストフードを主体的に利用していないためであると指摘されている。本研究ではファストフードの利用と健康との関連について調査しファストフードの利用に影響する要因について明らかにし食行動の自己制御をめざした食育のための示唆を得ることを目的とした。方法:高校1年生198名(男性81名,女性117名)と大学生98名(男性52名,女性46名:平均年齢19.07±1.02歳)を対象にファストフード,食生活,不定愁訴について調査した。結果と考察:ファストフードの利用は直接不定愁訴の程度に影響していなかったが,中学生時におけるファストフード店利用頻度は不定愁訴に負の影響を高校生時でのファストフード店利用頻度は不定愁訴に正の影響を示していた。ファストフード店利用に象徴される食生活スタイルの定着は,健康状態に影響している可能性があることが示された。またファストフードの利用は栄養上の問題などファストフードに対する否定的イメージではなく,ファストフードへの嗜好など肯定的イメージが影響していた。若年層を対象とした食育では,知識の獲得など認知的要素だけではなく,嗜好の形成など体験をとおして感情的要素を育むことが必要であることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 22 (0), 131-131, 2010
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680667477504
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- NII論文ID
- 130007012580
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可