「お茶料理」のデータベース構築とその利用によるトレンド解析について

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タイトル別名
  • Construction and trend analysis of"cooking of tea"database

抄録

<BR> 【目的】<BR>  茶を飲用した後の茶殻には、タンパク質、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているので、これを料理などの形態として利用すれば、お茶の栄養成分をまるごと摂取できることになり、健康上、甚だ好ましい食材になるものと考えられる。本研究では「お茶料理研究会」で実施されたお茶料理コンテストレシピ13年分をデータベース化し、そのトレンドを解析すると共に料理構造を検討した。また、経年的にデータベースからデータを抽出し、その解析を進めることによって時代による茶の種類や主材料等の使用頻度及び、出現頻度を比較することにより、料理におけるお茶の役割と効果や、日本人の健康状態について比較検討を行った。<BR>【方法】<BR>  「お茶料理研究会」のお茶料理コンテスト応募作品1163件(1995年~2006年)を資料として用い、データベースソフト(Access)を用いて入力した。<BR>1.データベースの構成は「アドレス番号」「茶の種類」「主材料」「副材料」「調理法別分類」「調理方法」「様式」「形式」とした。<BR>2.データベースの構造は8桁のアドレス番号を付与し、上4桁は西暦、下4桁は通番とした。  大分類は1~9とし、それぞれ1「茶の種類」から7「形式」までを表示した。中分類は11~99までとし、「茶の種類」では11「玉露」、12「番茶」、13「煎茶」~99「その他」に、「主材料」では食品成分表に準拠して11「穀類」から28「調理加工食品類」とした。<BR>【結果】<BR>1.「お茶料理研究会」のコンテスト応募作品1995年~2006年分の1163件を収録した。<BR>2.「AND」「OR」検索も可能とし、料理主材料の検索では、「穀類」249件、「肉類」142件など、副材料では「野菜類」120件、「肉類」85件、調理法別分類では「飯物」117件、「揚げ物」96件等であった。<BR>3.菓子・デザート部門では「乳類」145件、「穀類」133件、「豆類」52件であった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680667742208
  • NII論文ID
    130007012959
  • DOI
    10.11402/ajscs.20.0.89.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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