A survey of frying pan cooking

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  • フライパン調理の実態に関する調査研究

Description

【目的】従来から、炒める、焼く調理ではフライパンを使用する家庭は多いが、近年、手間や早さ等の理由から、茹でる、揚げる調理を行う際にもフライパンを使用している家庭が増加傾向にあり、メニューに対しての調理器具の固定概念が変化しつつあると推察される。使用頻度の高いフライパンを用いて、茹でる、揚げるなどの調理を行い、鍋等を用いたときの調理時間、調理性などと比較し、フライパン類を活用した最適メニューの提案を行うことを目的とする。今回は、そのための基礎研究として、家庭で多用されているフライパンについて使用実態調査を行った結果を報告する。<br>【方法】家庭での調理担当者509名を対象とし、平成25年1月~2月にアンケート調査を行った。調査項目は、フライパン等調理器具の所持数、使用頻度、フライパンでの調理方法(炒め物、揚げ物、茹で物、煮物、蒸し物、焼き物、煎り物、炊飯)、メニュー、フライパンの活用方法などである。得られた結果は単純集計を行った。<br>【結果】所持しているフライパン個数は1~3個で、毎日1回以上使う割合が過半数を占め、他の調理器具と比較して使用頻度が最も高かった。家庭の熱源は8割がガスだった。フライパンで炒め物、焼き物を作る割合は95%、炒め煮は75%、煮物、揚げ物、茹で物は約60%、煎り物、炊飯は40%であった。焼き物、炒め物、炒め煮以外でフライパンを使用して作るメニューは、魚の煮つけ、味噌汁、すき焼き、から揚げ、とんかつ、スパゲティ、肉そぼろであった。炒める、焼く以外の調理方法でもフライパンを用いる割合が高く、調理器具の固定概念が変化していることが示唆された。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680668673664
  • NII Article ID
    130005044322
  • DOI
    10.11402/ajscs.25.0.98.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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