Investigation for frozen foods and preservation temperature in a freezer

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  • 家庭用冷凍室の冷凍食品と保存温度に関する調査

Description

【目的】高齢化社会の到来と共働き世帯の増加により、各家庭では、短時間で調理可能な半調理済み食品や調理済み食品の使用量が増加している。それに伴い、冷凍室において調理済み冷凍食品の量が増えており、効率的かつ効果的な保存や管理方法が課題となっている。そこで、今回は、保存冷凍食品の種類および保存方法に関して、各家庭にアンケート調査を行った。同時に、冷凍室内の温度変化を記録し、冷凍食品が適切な温度下で管理されているかについて確認した。<br>【方法】滋賀短期大学生18名の実家の冷蔵庫に保存している冷凍食品を同時期に調査し、その保存期間、賞味期限、保存方法、冷蔵庫の形態などをアンケートにより調査を行い、短大生の家庭に保存している冷凍食品の種類や使用傾向、保存方法の傾向を解析した。また、家庭用冷蔵庫に温度センサーを設置して、実際の冷凍室温度を一定時間測定した。<br>【結果】冷蔵庫の形態は様々であったが、冷凍されている食品、保存期間、保存方法などには一定の傾向がみられた。保存冷凍食品は、調理済み食品がフリージング食品より圧倒的に多かった。また保存期間は調査期間から遡ってわからないが最も多く、続いて1週間、1ヵ月、2週間の順に多かった。保存方法は開封口を折るが最も多く、続いてゴムやクリップで留める、クリップで留めてビニールへ入れる、別容器へ入れ替えるの順であった。また、各家庭の冷凍室内温度は、未開閉時には日本冷凍保存協会の冷凍基準平均温度-18℃以下を満たしている家庭が多いものの、扉の開閉頻度が高い場合や開閉と除霜時間が重なると温度上昇がみられ、冷凍食品の保存状態に影響している可能性が伺えた。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680668675072
  • NII Article ID
    130005044323
  • DOI
    10.11402/ajscs.25.0.99.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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