新規食用花の食物繊維

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タイトル別名
  • Fiber of new edible flowers

説明

【目的】エディブルフラワーを直訳するとEdible=(毒性がなく)食べられる、食用に適すると訳され、Flower=花である。ゆえに食用花を指す。普段、花屋で見かける観賞用の花とは違い、食用花は食べられることを前提に栽培、販売されている。また、最近ではスーパーや百貨店でも食用花を始めとした食用花が販売されるようになり、身近な存在となっている。食用花は栄養価が高く、種類によって含有量は異なるが、ビタミンC やミネラルが豊富とされており、食用花の一つであるバラには、食物繊維が豊富に含まれているとされている。しかし、食品成分表に記載されている食用花は大変少なく、食品素材として、一般的に情報が得やすい状態にはなっていない。バラや菊など以外にも新しい食用花が市場に出始めている。そのため、食用花を広く一般的に活用してもらうためにも、既知以外の食用花の成分分析が必要であると考えている。本研究では、既知の食用花であるバラなどに加え、新規に食用花として展開され始めている食用花に含有されている成分の中でも食物繊維の定量を行った結果を報告する。【方法】スーパーやデパート市販ならびに食用花苗として専門に栽培されている苗を入手・栽培した食用花を試料とし、水溶性食物繊維および不溶性食物繊維について、プロスキー変法によって、分別定量を行った。また、ゴボウやミョウガを比較対照に用いた。【結果】花の種類、同じ花種でも花弁の色の違いによっても食物繊維含有量に差が認められた。特にインパチェンスの不溶性食物繊維では、花弁色が赤よりも白の方が2倍多い食物繊維を含有していた。よって、同じ種類の食用花でも花びらの色の違いで含有量は異なると示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680669108480
  • NII論文ID
    130005043982
  • DOI
    10.11402/ajscs.24.0.138.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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