ウラル山脈南東部半乾燥地域『アルカイム生態保護区』周辺の植生景観と植生地理
-
- 沖津 進
- 千葉大学大学院園芸学研究科
-
- プリコドコ バレンチナ
- ロシア科学アカデミー環境化学,生物問題研究所
-
- 松島 未和
- 千葉大学大学院園芸学研究科
-
- 犬伏 和之
- 千葉大学大学院園芸学研究科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Vegetation landscape and geography around the Arkaim ecopreserve, southeastern Ural, Russia
抄録
アルカイム付近はステップ帯とされているが,潜在的には森林植生が成立可能と考えられる.その場合,温帯域では二次的要素のアカマツ林やカンバ林が極相林を形成する.このことは,森林成立限界付近の乾燥気候下では,マツ類やカンバ類も重要な植生要素であることを示唆している. ナミビアのサバンナ景観と比較すると,水収支がマイナスになる亜熱帯半乾燥地域では閉鎖林は成立せず,疎林となる.水収支がマイナスにならない冷温帯半乾燥地域では,閉鎖林と草原のモザイク景観となる.
収録刊行物
-
- 日本地理学会発表要旨集
-
日本地理学会発表要旨集 2010s (0), 95-95, 2010
公益社団法人 日本地理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680670302592
-
- NII論文ID
- 130007016586
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可