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Bibliographic Information
- Other Title
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- レンコンの組織構造
Description
【目的】レンコンに含まれる糖質の大部分はデンプンである。タンパク質もわずかに存在し、粘液物質も含む。生および茹でたレンコンにおけるデンプン、タンパク質および粘液物質がどのように存在しているかを組織化学的方法により調べた。<br>【方法】材料のレンコンは市販のものを用いた。茹でたレンコンと生のレンコンの外側と内部から1.5㎝および2.0㎝の四角形に切り取り、これらの試料をドライアイス・アセトンで急速凍結して、コールドミクロトームで薄切した。切片を、糖質を染める過ヨウ素酸・シッフおよびヨウ素で染色し、タンパク質を染めるアクロレイン・シッフで染色した。アルシアン・ブルー染色で酸性多糖(粘液物質)を染めた。<br>【結果】生のレンコンでは、デンプン粒は、過ヨウ素酸・シッフ染色に濃く染まり、ヨウ素染色で濃い青色に染まった。大部分のデンプン粒は、楕円形であった。その長径は45.1㎛(SD=11.5)で、短径は23.6㎛(SD=4.2)であった。小さい円形のデンプン粒(径=2.0~3.8㎛)が少数存在した。楕円形のデンプン粒の表面および細胞壁は、アクロレイン・シッフ染色で非常に薄く染まった。茹でたレンコンでは、デンプンは糊化して貯蔵細胞を満たした。糊化したデンプンは過ヨウ素酸・シッフ染色に濃く染まった。しかし、ヨウ素染色では薄い青色に染まった。糊化デンプンはアクロレイン・シッフ染色で非常に薄く染まった。細胞壁がアクロレイン・シッフ染色に強く染まった部位が多くあった。これは、糊化によりタンパク質が細胞壁に集められたと考える。細胞壁はアルシアン・ブルーで染まった。アルシアン・ブルーで染まった酸性多糖は、レンコンを切ると糸を引く粘液物質を示すと考える。
Journal
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- Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science
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Abstracts of the Annual Meeting of the Japan Society of Cookery Science 28 (0), 80-, 2016
The Japan Society of Cookery Science
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680670377728
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- NII Article ID
- 130005264427
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed