A case study of flood simulation and GIS mapping in flood-prone region of the Philippines

DOI

Bibliographic Information

Other Title
  • フィリピンの洪水常襲地帯における洪水氾濫解析とGISマッピングの試み

Abstract

洪水常襲地帯であるルソン島パンパンガ川下流域にあるカルンピット市をモデルに、RRIモデル(Rainfall-Runoff-Inundation model)を用いた洪水氾濫解析を行い、ワークショップを通じて住民と意見交換を行いながら、災害対応計画作成に活用できる解りやすい浸水マップの作成を目指した。2011年9月洪水時の雨量を用いた洪水氾濫解析と再現期間別(10年、30年、100年)の解析結果はGIS上で処理し、最終的にリソースマップ、浸水想定マップ、浸水確率マップとして表現し、浸水深の時間変化を把握できる時系列の浸水チャートも合わせて作成して、洪水リスクの把握と部署別の災害対応計画案の作成に活用した。今後、こうした取り組みを他のアジアの洪水常襲地帯へ展開する際には、機械的にメッシュで区切られた氾濫解析結果の解釈、住民の実感にあった分かりやすい浸水マップの作成といった点で、地理学分野はとくに貢献できると考えられる。<br> 

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680672170368
  • NII Article ID
    130005279796
  • DOI
    10.14866/ajg.2016a.0_100103
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

Report a problem

Back to top