Urban Society and Conservation of Mangrove Wetland

Bibliographic Information

Other Title
  • マングローブの保全と地域社会
  • 漫湖公園(那覇市)の事例
  • A Case Study at Manko Lake, Okinawa Prefecture, JAPAN

Description

本報告では,漫湖のマングローブ湿地を事例として,マングローブ林面積の増加の過程および,その伐採の事例を報告するとともに,沖縄県におけるマングローブ林の保全および管理の地域性について考察を試みる.<br><br>調査地は那覇市の国場川と饒波(ぬは)川の河口に位置する漫湖である.漫湖は潮汐の影響を受ける河口部の干潟で,メヒルギ(Kandelia candel)を中心としたマングローブ林が広がり,その干潟ではシギ・チドリ類をはじめとする170種以上の鳥類が観察されている(漫湖水鳥・湿地センターHP).調査では,現地踏査を実施するとともに,航空写真を用いて,その分布の変化を分析した.また,伐採事業の関係者への聞き取りを実施した.現地調査は2012年3月および9月,2013年2月におこなった.<br><br>漫湖のマングローブは,河川流量の管理の側面に加え,水鳥生息地の保全の側面からも問題視されるようになっている.水鳥生息地の保全の側面は,ラムサール条約登録湿地だからこそ強く求められるもので,本事例は,日本でこれまで例のないマングローブ湿地への人為的管理の介入事例と考えられる.<br>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680672805632
  • NII Article ID
    130005473484
  • DOI
    10.14866/ajg.2013a.0_100058
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

Report a problem

Back to top