書誌事項
- タイトル別名
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- The Vitamin B_6 Content in Milk of Japanese Women
- ニホンジン ノ ボニュウ チュウ ビタミン B6 ガンリョウ
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抄録
日本人の栄養所要量は, 昭和45年に初回の策定が施行されて以来, 日本人の体格, 生活習慣などに合わせて5年ごとに改定されている. 平成12年度(2000年)から実施されている第6次改定では, 食事摂取基準が設けられ, さらにビタミン6項目, ミネラル7項目が新規に追加された. ビタミンB_6(B_6)は第6次改定により初めて策定されたビタミンのひとつである. 成人の所要量は, 疫学調査を基に求められているが乳児の所要量は摂取する母乳に依存する. 母乳は3大栄養素のほかビタミン, ミネラルなどバランスよく含む食品であり, 乳児の成育には最も適した栄養源である. 第6次改定日本人の栄養所要量での乳児のB_6所要量は, 0.1mg/日と定められている. これは2.5mg/日以下のB6摂取量の健康な母親の母乳中のB_6含量が0.13mg/リットルであるというWestとKirkseyの報告を基に設定されている. また第5次改定までは乳児の哺乳量を850ml/日として所要量を算定していたが, 第6次改定においてこれまでの哺乳量の調査に基づいて, 乳児の哺乳量は750ml/日と100ml削減された.
収録刊行物
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- ビタミン
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ビタミン 78 (9), 437-440, 2004
公益社団法人 日本ビタミン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680678722048
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- NII論文ID
- 110002880463
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- NII書誌ID
- AN00207833
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- ISSN
- 2424080X
- 0006386X
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- NDL書誌ID
- 7101863
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可