ヒトにおける[6R]-5-Formyltetrahydrofolateの代謝

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タイトル別名
  • Metabolism of [6R]-5-Formyltetrahydrofolate in Humans
  • ヒトにおける[6R]-5-Formyltetrahydrofolate代謝
  • ヒト ニ オケル 6R 5 Formyltetrahydrofolate タイシャ

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抄録

自然界に存在する[6S]-5-formyltetrahydrofolate(5-HCO-H4PteGlu)は, 1948年に細菌から抽出固定され, citrovolum factor(現在のlencovorin)と命名され, この自然型の[6S]-5-HCO-H4PteGluはヒトやその他の生物でも葉酸としてのbioactivityがある, ことは同定後ただちに確認された. しかし, その異性体である[6R]-5-HCO-H4PteGluはbioactivityが全く無いと過去50年以上にわたり考えられてきた. したがって, 後に構造も明らかになり化学合成された[6RS]-5-HCO-H4PteGluは, 各異性体の1:1の混合であるが, ヒトでは50%のbio-activityしかないと信じられてきた. 我々は経口投与した[6R]-5-HCO-H4PteGluがヒトでbioactiveであるという仮説のもとに, その検討を行った.

収録刊行物

  • ビタミン

    ビタミン 78 (11), 539-543, 2004

    公益社団法人 日本ビタミン学会

参考文献 (15)*注記

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