樹幹生産過程における密度効果
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- 千葉 幸弘
- 森林総合研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Density effects on stem production
- Ecological implication of full-density
- 最多密度の生態的意味
説明
林分密度管理をした場合の人工林成長動態と「樹形モデル」との統合を図るため、人工一斉林の林分構造とその動態のモデル化を試みてきた。現時点では林分平均個体を想定したモデルであるが、器官別の成長経過と林分密度との関係を解析することは可能である。昨年のシミュレーションでは、従来言われている以上に壮齢期以降の現存量成長が大きいことが予測された。 時間が十分に経過すると、現存量は最大値に到達する(最終収量)と言われるが、実際には高齢林でも成長がそれほど低下しないことが最近報告されつつある。今回は、樹木を含めた植物成長における最終収量および3/2乗則などの密度効果について再考し、特に森林における最多密度の解釈に関して林分密度管理図との関連から検討を加える。
収録刊行物
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- 日本林学会大会発表データベース
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日本林学会大会発表データベース 115 (0), G22-G22, 2004
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680680391808
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- NII論文ID
- 130007019978
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可