養菌性キクイムシ類における人工飼育方法の検討

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  • Examination on artificial rearing of ambrosia beetles

抄録

人工飼料の組成成分と構造の違いが養菌性キクイムシXyleborus pfeiliの次世代生産に与える影響を比較・検討した。人工飼料はガラス管にダグラスファー鋸屑、乾燥酵母、デンプン、糖、水を混合したものを詰めたものを使用した。抗生物質を添加しても単層構造の人工飼料による飼育では多くの次世代生産が認められなかった。また、デンプンと乾燥酵母を多く含んだ飼料において、多くの次世代虫が確認された。上層にデンプンと乾燥酵母を除いた飼料を重ねた2種2層構造の人工飼料による飼育したところ、多くの次世代生産を確認した。そこで上層は同じであるが、下層よりデンプン含有量を少なくした中層を加え、少量の樹脂を上層と中層に添加したこれまでに累代飼育に用いていた3種3層構造の人工飼料と2種2層構造の人工飼料とを比較したところ、両者に差がなかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680681627008
  • NII論文ID
    130007020318
  • DOI
    10.11519/jfs.114.0.58.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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