地上型3Dレーザースキャナによる森林資源調査

書誌事項

タイトル別名
  • Forest resource investigation with the 3D laser scanner

説明

【目的】正確な森林資源情報は持続可能な森林管理の基礎である。近年、人手による毎木調査の代替として、地上型の3Dレーザースキャナを用いた森林の3次元計測手法が注目されている。woodinfoは上記計測結果から、森林の3次元デジタルドキュメント化のシステムを開発、実用化した。毎木調査と同システムの解析結果との差異の検証を報告する。【方法】検証方法は、既に毎木調査による十分なデータを蓄積している広島県北広島町東八幡甲繋のヒノキ人工林を本システムで解析し、両者の立木位置、胸高直径、樹高の差異を比較する。【結果】毎木調査概要(2010年):40x80m、立木310本、平均胸高直径22.9㎝、平均樹高16.0m。計測は上記プロット内および周辺8地点、計測時間合計約90分。立木捕捉率99.7%(310本中309本)。対毎木調査差異は、胸高直径差異: -0.48cm、樹高差異:0.25m、立木位置差異:20.8㎝。以上の結果、3Dレーザ-スキャナによる計測は毎木調査の代替手法として十分満足できるものと判断できる。なお立木捕捉率は立木探査アルゴリズムに起因することが判明し、改良の結果100%となった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680682901504
  • NII論文ID
    130005048404
  • DOI
    10.11519/jfsc.124.0.286.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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