SfMソフトウェアを使用した効率的なオルソモザイク画像の作成方法の検討

  • 小林 裕之
    富山県農林水産総合技術センター森林研究所

書誌事項

タイトル別名
  • A study for efficient method for making ortho mosaic image using SfM software

説明

【目的と方法】森林境界の推定に利用するため,過去の空中写真を対象に,SfMソフトウェアを使用した効率的なオルソモザイク画像の作成方法について検討した。写真画像は国土地理院が1975年にカラー撮影し,1,270dpiでスキャンしたもの計30枚(5コースx6枚)を,SfMソフトはAgisoft社のPhotoScanを,PCはCore i3-4340(3.6GHz)と32GBのメインメモリを搭載し,グラフィックボード(RD-R9-390)があるもの(PC1)とないもの(PC2)を用いた。【結果】低密度クラウドの作成処理は,PC1,PC2ともに約3時間40分掛かった。Ultra Highモードでの高密度クラウド作成処理は,PC1,PC2ともにメインメモリ不足でうまくいかなかった。Highモードでの高密度クラウド作成処理は,PC1,PC2でそれぞれ1時間41分,3時間56分となり,グラフィックボードの効果が確認できた。GCP数を13,18,30と増やすにつれてオルソモザイク画像の精度向上が認められた。林道の交差点やアピンカーブの頂点にGCPを配置すると山間部での位置精度が向上した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680684001152
  • NII論文ID
    130005167303
  • DOI
    10.11519/jfsc.127.0_450
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ