北海道東部の泥炭湿地林におけるハンノキ樹幹と地表面からのメタン放出
書誌事項
- タイトル別名
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- Methane emission from stems of <i>Alnus japonica</i> trees and soil surface in a forested peatland of eastern Hokkaido
抄録
湿地生態系における樹木を介したメタン放出の定量的評価に向けて、樹幹からのメタン放出量の鉛直方向の変動および季節的変動を測定するとともに、隣接する地表面でのメタンフラックスを測定した。調査地は北海道東部の濤沸湖に接する泥炭湿地林であり、主要構成種であるハンノキの林冠木3個体(樹高23~25m)の樹幹表面および地表面5か所でのメタンフラックスをいずれもステンレス製チャンバーを用いた非通気型密閉法によって測定した。メタン放出量の鉛直方向の変動は、幹の6つの高さ(地上0.15mから1m間隔で5.15mまで)において測定した。樹幹からのメタン放出量は、いずれの個体においても幹の最下部から上方に向かって急激に減少したが、高さ1~5mにおいても検出限界以上のメタン放出がみとめられた。樹幹(地上0.15m高)からのメタン放出量は、8月に最大6,600 μgCH4 m-2 h-1を示した後に減少し、温度による律速が示唆された。地表面からのメタン放出量には位置による違いがみられ、2014年8月の測定値の平均は1,011±768 μgCH4 m-2 h-1であった。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 574-, 2015
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680685743616
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- NII論文ID
- 130005491161
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可