コンテナ苗による植栽作業に関する考察

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タイトル別名
  • Study on planting operation of containerized seedlings

抄録

コンテナ苗を活用した植栽作業に関する作業評価および植栽器具に関する改善点を明らかにするためにアンケート調査を実施した。調査はコンテナ苗活用が進んでいる九州・東北地方を主とした65事業体にアンケート調査票を送付し、32事業体から回答を得た。回答者の年齢層は、51歳~60歳(26.1%)、31歳~40歳(22.6%)が多く、平均44.7歳であった。また、全回答者の半数以上はコンテナ苗植栽作業経験年数が1年目であった。コンテナ苗と裸苗との植栽作業比較における回答では、コンテナ苗植栽作業の方が穴掘りをしやすく、苗木が植付けやすいという評価を得た。しかし、苗木の運びやすさにおいては裸苗の方がやや運び易い結果となった。コンテナ苗植栽作業における問題点や改善点の記述回答でも、苗木の持ち運びの悪さや苗木の重量について指摘されていた。コンテナ苗の植栽器具は、唐グワ、スペード、ディブルが多く使用されていた。スペードおよびディブルは、作業の効率性は高い評価を得られたが、植栽器具の重量が重いという問題点が挙げられ、それに伴い、持ち運びにくいという評価が示された。コンテナ苗植栽による疲労部位では、腰部、手首、肩の順で訴えが多かった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680685996928
  • NII論文ID
    130005490629
  • DOI
    10.11519/jfsc.126.0_127
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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