山木屋地区における山菜の放射性セシウムによる汚染状況と今後の予想

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タイトル別名
  • Present status and future prospect of radiocesium contamination of wild vegetable and mushroom in Yamakiya District

抄録

福島第一原子力発電所事故による避難区域の解除がようやく進み、緊急時被ばく状況から現存被ばく状況へと移行し、帰還する住民自身の対処が求められつつある。その際、里山の自然資源の汚染状況を可視化することは、住民による選択の適切な実行をはかる上で重要になる。福島県川俣町山木屋地区の現在避難中の住民とともに、2014年5月から11月まで月一回ずつ、避難前の習慣に従って山菜採りを行い、山菜と土壌の放射能、生育場所の空間線量と事故前の山菜の消費状況を把握した。草本植物26種、木本植物11種、シダ植物3種、キノコ17種の可食部位を中心に採取し、土壌との関係から放射性セシウムの移行係数を求めた。これらのデータに加え、別に行っている生態系調査、地域空間線量分布の成果より、地域の山菜汚染マップの作成、将来の汚染状況変化の予測について検討した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680686175232
  • NII論文ID
    130005490886
  • DOI
    10.11519/jfsc.126.0_404
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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