冷温帯落葉樹の光合成能力を表す分光反射指数の探索

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タイトル別名
  • Searching for reflected spectral indices that linking with photosynthetic capacity in a cool temperate deciduous forest

抄録

光合成能力を表す重要なパラメータであるVcmax(最大カルボキシレーション速度)、Jmax(最大電子伝達速度)を推定する分光反射指数の探索、および、Vcmax、Jmaxを表す分光反射指数の種間差について検討することを目的とした。そこで本研究では、南アルプスフィールドの演習林からイヌシデ、オオイタヤメイゲツ、ナツツバキ、ヒメシャラ、ブナの5種類を対象に樹冠上層、中層、下層の3層から枝サンプルを採取し、そのサンプルより葉3枚を選出し、葉内CO2濃度―光合成速度(A/Ci)、分光反射率、葉面積、葉厚、生重量、絶乾重量、葉緑素量を測定した。また、得られたデータからVcmax、Jmax算出しを表す分光反射指数の探索を行った。すべてのサンプルからVcmax、Jmaxを推定する指数を探索したところ、VcmaxはSR=R2253/R2232でR2=0.64、JmaxはSR=R2204/R2167でR2=0.58が得られた。しかし、他の種が入ったときに使える指数であるかわからないため、よりよい指数への改良を検討していく。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680686288128
  • NII論文ID
    130005490829
  • DOI
    10.11519/jfsc.126.0_369
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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