航空機LiDARデータを用いた立木密度の推定: UAV空撮画像による上層木本数の検証

書誌事項

タイトル別名
  • Estimation of stand density using airborne LiDAR data: validation of stand density for upper trees using UAV images

説明

<p>一般的に、航空機LiDAR計測から得られる数値林冠高モデル(DCHM)から樹木の本数密度を推定すると、高密度林分において本数を過少評価することが多い。本研究は、DCHM用いて推定した本数密度が、実測本数密度や上層木本数密度とどのような関係になるのかを現地調査データと高解像度オルソ写真(UAV空撮画像から作成; 解像度5cm)を用いて検討した。対象地は秋田県大館市の国有林、LiDAR計測の点密度は5点/m2、DCHMの解像度は50cmである。DCHMから、可変サイズの局所最大値フィルタによって本数密度を推定し、現地調査の本数密度を比較したところ、その関係はべき乗式で近似でき、密度が750本/ha程度までは1対1の関係であったが、それ以上になると過少推定した。上層木本数と比較したところ、その関係はべき乗式で近似でき、密度が1250本/ha以上では本数を過少評価した。密度がそれ以下の個体サイズの大きな林分ではDCHMから抽出した本数密度と上層木密度はおおよそ1対1の関係であった。本研究のような計測仕様の場合、およそ1000本/ha程度までの個体サイズの大きい林分についてはDCHMから概ね良好な精度で本数密度を推定できると考えられる。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680686984320
  • NII論文ID
    130007021604
  • DOI
    10.11519/jfsc.128.0_454
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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