日本全国を対象としたスギ、ヒノキ、カラマツ地位指数分布の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Developing site index map of sugi, hinoki, karamatsu for whole of Japan

説明

<p>日本全国を対象としてスギ、ヒノキおよびカラマツの地位指数推定モデルを開発し、地位指数分布図を作成した。地位指数は土地の生産力ポテンシャルに関する指標として最も広く使われているものであり、今後予想される皆伐の増加に伴う再造林に際して重要な情報である。そこで森林資源モニタリング調査(現・森林生態系多様性基礎調査)のデータを用いて、我が国の主要造林樹種3樹種について地位指数推定モデルを開発した。開発したモデルは1 km解像度の気象要因と50 m解像度の地形要因を説明変数とする。まず、気象値を入力とする炭素収支にもとづく林分成長モデルを用いて成長シミュレーションを行い、1 km解像度の森林純生産(NPP)分布を推定した。次に、これまでの研究で地位指数に影響を与えるとされる凹凸度および地理座標、傾斜および斜面方位から計算される日射係数を国土地理院発行の50 m解像度DEMから計算した。これらを説明変数として、地位指数推定モデルを開発した。地位指数と地形との関係は、スギとカラマツについては明らかであったが、ヒノキについては不明瞭であった。開発したモデルを用いて、50 m解像度の地位指数分布図を各樹種について作成した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680687398272
  • NII論文ID
    130007021747
  • DOI
    10.11519/jfsc.128.0_41
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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