ケニアでいち早く土地私有化を実現したエンブ社会の激動
-
- 松岡 陽子
- 愛知みずほ大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- 土地私有化は戦争以上に「伝統」を破壊する
抄録
ケニアの土地私有化は1950年代後半に立ち上がった国家プロジェクトであり、エンブはどの民族社会よりも先駆けてこれに取り組み、異常なスピードで進め、ケニアが独立した1963年に終わらせた。この計画達成直後、エンブでは既存の文化社会システムが突然崩壊した。土地の私有化は「伝統的な」紐帯を断絶し、歪な個人主義を招く。計画終了から半世紀経った現在だからこそ見えてきた土地私有化のエンブ社会における影響を論じる。
収録刊行物
-
- 日本文化人類学会研究大会発表要旨集
-
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2018 (0), 106-, 2018
日本文化人類学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680688121088
-
- NII論文ID
- 130006743503
-
- ISSN
- 21897964
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可