フェーズドアレイ気象レーダーの品質管理における国土交通省XRAIN観測データの利用

書誌事項

タイトル別名
  • Usage of radars of XRAIN network in MLIT for data quality control of phased array weather radar

説明

Xバンドフェーズドアレイ気象レーダー(以下,PAWR)は高い時空間分解能でのの3次元降水観測を実現する.しかし,新しい技術を用いたPAWRはそのデータ品質に関して課題あり,その管理が必要とされる.本研究では,2015年8月7日に大阪平野で出現した孤立した対流性降水システムを対象とした吹田と神戸PAWR、そして六甲山,葛城山,田口,鷲峰山の4台の国交省XRAINの二重偏波ドップラーレーダー(MP-X)の観測から、MP-Xの観測データによるPAWRの観測データの品質管理への利用可能性について検討した. <br> 4台のMP-Xにより観測された対流性エコーを例に,4台のMP-Xの観測データから1分毎の3次元分布データ(合成MP-X)を作成し,PAWR観測の時間分解能に近いデータを作成した.合成MP-Xと2台のPAWRの観測データの比較から,合成MP-Xは、PAWRの品質管理において,レンジサイドローブによる虚像エコーの判別, 降雨減衰の補正量の推定に有用であることが示唆された

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680688658304
  • NII論文ID
    130005175937
  • DOI
    10.11520/jshwr.29.0_101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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