河川における低水流量観測技術基準の再評価
書誌事項
- タイトル別名
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- Reevaluation of technical standard for low-flow discharge observation
説明
平成15年度に全国11カ所の水位流量観測所において、河川局標準法・精密法、ISO標準法、ISO精密法(仮称)にて観測されたデータを基に、最も真値に近いと考えられる「基準流量」を算出し、低水流量観測の精度向上を目的として、現状の技術基準の妥当性について検証を行った。その結果、現行の河川局基準における低水流量観測基準は、基準流量に対し概ね±5_%_以内の精度を確保していると言うことが出来た。また、ISO基準において、河川局基準と比較し精度が大幅に改善される状況は確認できなかった。河川局標準法である2点法は、実用上十分な制度を確保していると評価される一方で、流量規模が小さい観測所で高精度を確保する必要がある場合には、鉛直方向に少なくても2点以上の測点を確保した精密流量観測を実施することを検討する必要がある。
収録刊行物
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- 水文・水資源学会研究発表会要旨集
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水文・水資源学会研究発表会要旨集 19 (0), 77-77, 2006
水文・水資源学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680688932992
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- NII論文ID
- 130004627752
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可