「ホストとゲスト」の可変性を「売り手と買い手」の対関係から考察する

書誌事項

タイトル別名
  • ―カトマンズの観光市場、タメルにおける宝飾市場を事例に―

説明

ヴァーレン・スミス著のHosts and Guests: Anthropology of Tourismが1977年に発表されて以降、「ホストとゲスト」の関係は二項対立図式では捉えきれいない可変性を有するものとされてきた。本発表の目的は「ホストとゲスト」の可変性から一歩踏み込み、その可変性から引き起こされる観光ならではの独特の現象を明るみにすることで、観光現象を文化人類学的に論じることの意義を提唱したい。具体的には、カトマンズの観光市場、タメルにおいて土産物の宝飾品を売買する小売商人(ホスト)とツーリスト(ゲスト)に着目し、「ホストとゲスト」の可変性が経済的利益を追求するような「売り手と買い手」としての立ち位置をいかに揺るがしているかを明らかにする。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680689683840
  • NII論文ID
    130006743567
  • DOI
    10.14890/jasca.2018.0_147
  • ISSN
    21897964
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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