土壌-植物-大気連続体モデルの各種パラメータが地表面熱収支解析結果に及ぼす影響

  • 木下 孝介
    法政大学大学院 デザイン工学研究科 都市環境デザイン工学専攻
  • 岡 泰道
    法政大学 デザイン工学部 都市環境デザイン工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Various Parameters for Soi1−Plant−Atmosphere−Continuum on Results of Heat Balance Analysis on the Ground Surface

説明

本研究では,1次元大気-植物-土壌連続体モデルの再現性を確認することを目的として,数値解析結果と現地観測データの比較を行い,パラメータの決定方法について考察した.熱収支の検討には,筑波大学陸域環境研究センター内に立地している観測圃場の熱収支・水収支観測データを用いた.対象とした土壌は,表土にあたる黒ボクと締め固められた関東ロームであり,モデルに適用する熱・水分特性については地下水位以浅の深度1.5mまでを単一土層とみなし,観測値を参考にパラメータを設定した.今回は,熱パラメータが熱収支解析結果に及ぼす影響を検討するために,2つの異なる熱伝導率の水分依存性を仮定している.その結果,地温の解析値は熱特性の差異によらず観測値に比べて全体的に高くなる結果となった.さらに,顕熱輸送量は観測値と解析値で大きな差異がみられ,熱収支に大きな影響を及ぼしている可能性が高いものと考えられた.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680689889792
  • NII論文ID
    130004628268
  • DOI
    10.11520/jshwr.24.0.33.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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