シタロプラム慢性投与の扁桃体ノルアドレナリン神経系への作用
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of repeated administrations of citalopram on noradrenergic neurons in the rat amygdala
説明
選択的セロトニン再取り込み阻害薬として開発されたシタロプラムは,慢性投与によって抗不安作用を発現することが明らかとなっている.本研究は,その抗不安作用発現機構をマイクロダイアリシスによって扁桃体(以下,BLA)ノルアドレナリン神経系から検討した.その結果,シタロプラムの慢性投与によって,BLAノルアドレナリン神経活動の抑制が起こり,ハンドリングストレス負荷によるBLAノルアドレナリン新駅活動の亢進が抑制されることを観察した.これらのことから,シタロプラム慢性投与によってBLAノルアドレナリン神経活動の抑制状態が形成され,この抑制状態が抗不安作用の発現に関与していることが示唆された.
収録刊行物
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- 九州歯科学会総会抄録プログラム
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九州歯科学会総会抄録プログラム kds64 (0), 42-42, 2004
九州歯科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680690037376
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- NII論文ID
- 130007022021
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可