山梨県におけるブドウ栽培地の気候・地理的特性の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Climatic and geographical characteristeics of viticultural area in Yamanashi prefecture

説明

山梨県では古くからブドウの栽培が盛んに行われ、現在も多種多様な品種のブドウが栽培されているが、これは日照が多く比較的降水量が少ないなど、ブドウ栽培に適した気候条件が整っていることが一因と考えられる。その一方で、地球温暖化に伴う気候条件の変化は、ブドウの生育に対しても様々な影響を与えることが懸念されている。したがって、今後もブドウ生産を維持・拡大するためには、ブドウ栽培地の特性を理解し、他の農地との違いを明確にすることで、ブドウ生産と風土の関係を定量的に把握する必要がある。<br /> 本研究では、山梨県におけるブドウ栽培地の気候・地理的特性を解析し、他の農地との比較を行うことでブドウ生産と風土の関係の定量的な把握を試みた。具体的には、農業関連センサスデータ及び土地利用データからブドウ栽培地の空間分布と特定し、これを気候・地理情報とともにGIS上で統合的に解析することで、ブドウ栽培地の気候や地形に関する特徴を数値化した。また、他の農地との比較により、ブドウ栽培地の気候・地理的な特性(生育積算気温、降水量、日射量、標高、傾斜方向、傾斜角、地形指標の分布及び他の農地との違い)を明らかにした。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680690440576
  • NII論文ID
    130006236350
  • DOI
    10.11520/jshwr.30.0_102
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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