黄体期のhalf PRID投与による乳牛の発情明瞭化効果およびAI後受胎率向上効果(予報)
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- 林 亜樹
- 山口大学農
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- Ranasinghe Bimalka
- 山口大学農
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- 大澤 健司
- 岩手大学農
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- 中尾 敏彦
- 山口大学農
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of half PRID insertion during luteal phase on estrus expression and conception rate after AI in dairy cows (preliminary report)
抄録
【目的】授精後の黄体期におけるプロジェステロン濃度がその後の繁殖成績に、更には直前の黄体期でのプロジェステロン濃度が発情発現に影響を及ぼすことがこれまでに報告されている。本試験では、half PRIDを用いた黄体期におけるプロジェステロン補充療法の発情明瞭化および受胎率向上効果について検討を行った。<BR>【方法】卵巣割去牛3頭にPRIDと半分に切ったhalf PRIDを7日間挿入し、経時的に採血を行い、血漿中プロジェステロン濃度を測定した。山口県内3牧場で飼育されている乳用経産牛のうち、分娩後60日以降で、鈍性発情を呈した牛(23頭)に発情周期の12から19日目までの7日間、half PRIDを挿入し、抜去後の発情徴候を観察した。また、AI後の牛(20頭)にも同様に投与し、受胎率と発情再発率を調査した。投与牛に対し無作為に無処置の対照牛をおき、効果を比較した。<BR>【結果】卵巣割去牛ではPRIDよりもhalf PRIDを挿入した場合の方がプロジェステロン濃度のピーク値は半分程度であり、half PRIDは挿入後間もなくから抜去日付近まで1ng/ml以上の血漿中プロジェステロン濃度を保つことが確認された。鈍性発情を呈した牛のうち発情が明瞭化した牛の割合は投与群で69.6%と 、対照群の43.5%に比べ高かった(P<0.1)。発情が明瞭化した牛のうち、AIが実施された牛は投与群で12頭(75%)、対照群で7頭(70%)、投与群では更に2頭にETが実施された。AI後投与例の受胎率は65%で対照群の40%に比べ高かった(P=0.1)。不受胎牛の発情再発率は投与群で71.4%、対照群で50%であった。よって、黄体期のhalf PRID投与により抜去後の発情徴候が明瞭化することと、AI後の投与により受胎率が向上することが示唆された。
収録刊行物
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- 日本繁殖生物学会 講演要旨集
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日本繁殖生物学会 講演要旨集 102 (0), 215-215, 2009
公益社団法人 日本繁殖生物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680690692096
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- NII論文ID
- 130007022329
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可