Present status of offspring derived from somatic cell cloned cattle produced in Japan
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- Watanabe Shinya
- National institute of livestock and grassland science
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- Akagi Satoshi
- National institute of livestock and grassland science
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- Kaneda Masahiro
- National institute of livestock and grassland science
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- Matsukawa Kazutsugu
- National institute of livestock and grassland science
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- Takahashi Hiroto
- National livestock breeding center
Bibliographic Information
- Other Title
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- わが国における体細胞クローン牛による後代牛の生産状況
Abstract
【目的】わが国では、511頭の体細胞クローン牛が生産されている(2006年9月現在;第100回繁殖生物学会)。本研究では、これら体細胞クローン牛による後代牛の生産状況を報告する。【方法】2006年8月,体細胞クローン牛の生産実績のある機関への調査協力を依頼し,39機関から提供された体細胞クローン牛に由来する牛202頭の生産と転帰に関するデータを分析した。【結果】日本初の後代牛は、2000年7月10日に誕生した黒毛和種・雌であった。翌年には,最初のホルスタイン種の後代牛を含む46頭が生産されたが,それ以降の後代牛生産は減少傾向を示し,2005年の生産実績は,25頭であった。これまで体細胞クローン牛が生産した後代牛202頭の内訳は,遺伝上の父母の片方または両方が体細胞クローン牛である場合が202頭,体細胞クローン牛の孫である場合が2頭であった。これら202頭の後代牛(以下,孫を除く)の内訳は,人工授精により生産された牛が192頭,胚移植により生産された牛が10頭であった。また,後代牛において,雌は106頭(52.3%),雄は96頭(47.7%)であった。これらの主な品種は,黒毛和種(108頭,48.6%),ホルスタイン種(66頭,29.7%),褐毛和種(10頭,5.9%)およびジャージー種(13頭,8.1%)であった。後代牛における生時体重や在胎期間は,いずれの品種でも一般牛と同等であった。また,母牛のみあるいは父牛のみが体細胞クローン牛である場合を比較した結果,黒毛和種体細胞クローン牛の後代牛の生時体重や在胎期間には明確な差異は認められなかった。
Journal
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- The Journal of Reproduction and Development Supplement
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The Journal of Reproduction and Development Supplement 101 (0), 582-582, 2008
The Society for Reproduction and Development
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680690816256
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- NII Article ID
- 130007022430
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed