マウス始原生殖細胞におけるGSEタンパク質の発現解析
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- 守田 昂太郎
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 畑中 勇輝
- 近大院生物理工,分子発生工学研 理研BRC
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- 清水 なつみ
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 西原 卓志
- 近大院生物理工,分子発生工学研 IVFなんばクリニック
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- 武本 淳史
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 樋口 智香
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 内堀 翔
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 天野 朋子
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 永井 宏平
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 岸上 哲士
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 加藤 博己
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 三谷 匡
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 細井 美彦
- 近大院生物理工,分子発生工学研
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- 松本 和也
- 近大院生物理工,分子発生工学研
説明
【目的】哺乳動物の初期胚や始原生殖細胞(PGC)では,ヒストン修飾やゲノムワイドなDNA脱メチル化に起因してエピジェネティックリプログラミングが起きる(Saitou et al., 2012)。これまで我々は,初期胚と生殖細胞で特異的に発現する新規遺伝子として同定したGonad-specific expression gene(GSE)(Mizuno et al., 2006)が,受精卵の雄性前核で起こる能動的DNA脱メチル化に関与することを明らかにしている(Hatanaka et al., 2013)。しかし,PGC形成時のDNA脱メチル化でGSEタンパク質が果たす役割は明らかではない。そこで本研究では,GSEがPGCのDNA脱メチル化機構へ関与するかを明らかにするために,PGC形成過程でのGSEの発現プロファイルを検討した。【方法】マウスのPGC形成過程であるE7.5からE11.5の胚を供試してウェスタンブロット解析を雌雄でそれぞれ行った。次に,PGCのDNA脱メチル化時期でのGSEタンパク質の細胞内局在を明らかにするために,E9.5からE12.5の生殖腺の細胞を解離し,透過処理により細胞内の遊離タンパク質を除去後,免疫細胞化学染色を行った。また,5mCから5hmCへ変換が行われている細胞でGSEが発現しているか,及びPGCの能動的DNA脱メチル化に関与する酵素と共局在するかを明らかにするために免疫細胞化学染色により検討を行った。【結果】雄では,GSEはE7.5と比較してE9.5からE11.5にかけて発現量が有意に増加し,雌ではE7.5と比較してE10.5で発現量が有意に増加した。さらに,ほぼ全てのPGCでGSEが発現し,クロマチンに結合していることが認められた。また,5mCから5hmCの変換を示唆する細胞でGSEは発現し,PGCの能動的DNA脱メチル化に関与している酵素ともGSEは共局在した。以上の結果から,GSEはPGC形成過程におけるDNA脱メチル化に関与していることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本繁殖生物学会 講演要旨集
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日本繁殖生物学会 講演要旨集 106 (0), P-26-P-26, 2013
公益社団法人 日本繁殖生物学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680691754368
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- NII論文ID
- 130005051153
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可