ベントナイト系緩衝材の長期変質に関する実験的研究(6)
書誌事項
- タイトル別名
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- Experimental Study on Long-Term Alteration of Bentonite Buffer Materials(6)
- Temperature Dependence of Effective Diffusivity of Hydroxide Ions
- 水酸化物イオンの有効拡散係数の温度依存性
抄録
処分場構造材であるセメントに起因するアルカリ性地下水はベントナイト系緩衝材を変質させ、その物理的隔離機能である止水性を長期的に低下させる可能性がある。ベントナイト系緩衝材の変質を計算によって予測するためには、緩衝材中におけるアルカリ成分の拡散挙動を評価する必要がある。前報(1)では、10℃_から_50℃の温度範囲で水酸化物イオンの有効拡散係数を取得し、De (m2 s-1) = 1.6×10-6 e-Ea/RT (Ea = 25 kJ mol-1)と表わせることを明らかにした。鉱物の変質が活発に起こる、より高い温度における水酸化物イオンの拡散もこの関係式に従うことを確認しておく必要があるため、本研究では70℃と90℃において透過拡散試験を行った。試験を行った結果、定常状態には成らなかったが、70℃及び90℃の有効拡散係数の範囲は確認できた。これらの結果を10℃_から_50℃の試験結果と共にアレニウスプロットした結果、整理した関係式は70℃及び90℃にも対応できると考えられる。得られた温度依存性とその他の影響因子を考慮して、ベントナイト系緩衝材変質の予測計算に用いる水酸化物イオンの拡散係数を評価することができる
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2004s (0), 631-631, 2004
一般社団法人 日本原子力学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680693749376
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- NII論文ID
- 130007025649
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可