PWR二次系High-AVTによる炭素鋼の腐食抑制効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of High-AVT on Corrosion Behavior of Carbon Steel in PWR Secondary Coolant
説明
PWR二次系では、炭素鋼の腐食により配管が減肉すると共に、二次冷却水中に溶出した鉄がSG伝熱管やその他熱交換器等にスケールとして付着し、SG伝熱管の腐食環境を形成するほか、熱効率低下等の原因となっている。敦賀発電所2号機では、炭素鋼の腐食緩和策として、二次冷却水のpHを高めるHigh-AVT(AVT: All Volatile Treatment)を昨年7月から導入し、約1年が経過した。このHigh-AVTによる炭素鋼の腐食抑制効果およびスケール付着抑制効果について、冷却水中の鉄移動量、クラッド形態変化および熱交換器の通水差圧の変化から評価するとともに、配管減肉速度の実測値、熱交換器からのスケール除去量から検証した。また、二次系統内の弁、パッキンなどで部分的に使用されている銅系材料に対するHigh-AVTの影響について、二次冷却水中の銅移動量の挙動、および実機で使用していた銅系材料の材料表面観察などにより評価を行った。
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2006f (0), 560-560, 2006
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680694814464
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- NII論文ID
- 130007027148
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可