高速炉未臨界体系における動特性に関する研究_III_
書誌事項
- タイトル別名
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- Study on kinetics of fast subcritical assembly_III_
- About the kinetics that considered the generation of delayed neutron in 3D system
- 遅発中性子を考慮した3次元動特性について
説明
高速炉での未臨界動特性実験に関して、反応度投入後の炉内外検出器での中性子信号時間変化を、モンテカルロ法でシミュレーションすることを検討している。ここでは、核分裂により生成される中性子・遅発中性子の炉内寿命に注目し、変化中の中性子レベルに遅発中性子の時間微分項のみを考慮し、6群及び先行核種ごとに追跡する。本発表では、本計算と動特性実験の比較を行い、モンテカルロを用いたシミュレーションが可能であることを示した。現在まで、原子炉動特性における遅発中性子の取り扱いは、全中性子に対して1%未満の存在でありながら、原子炉を制御する上で非常に重要であり、我々が原子炉を時間的に制御できるタイムスパンを与えている要素でもある。一般に、動特性解析に対しては、先行核種の崩壊特性により放出時間、放出量等においてグルーピングが行われ、遅発中性子6群理論として伝統的に用いられてきた。これは一点炉動特性においては非常に良い結果をもたらすものであった。しかし、近年の計算技術の高度化により、動特性計算にも空間的要素が加味され始めており、炉内全体に分布する遅発中性子の発生源からの個々の検出器への寄与も検討されうるべき項目となっている。ここではその課題に対して、一定の条件下(1)のもと、確率論的手法であるモンテカルロ法を用いて、体系内の遅発中性子の挙動解析を行う。本研究において、遅発中性子を考慮した中性子レベルの時間変化(実験値と計算値)示した。本計算によれば、現在、実験値に対して10%程度の差異があるが出力減少傾向はほぼ一致する結果を得ることが出来た。
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2005s (0), 123-123, 2005
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680694905856
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- NII論文ID
- 130007027278
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可