セレンの溶解度評価のための実験的研究(2)

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タイトル別名
  • Experimental Study for Evaluation of Selenium Solubility(2)
  • Review of Present Knowledge on Effects of Corrosion of Overpack
  • オーバーパック腐食影響に関する既往の知見のレビュー

抄録

炭素鋼オーバーパックの腐食現象は、間隙水の酸化還元電位を決定する因子の一つである。安全評価上重要な元素の一つであるSeの溶解度は酸化還元電位によって変動する。安全評価をより信頼性のあるものとするため、オーバーパック腐食生成物の生成に関する実験的データを蓄積することにより腐食現象を理解し、信頼性のある酸化還元条件を設定することが重要である。本研究では、これまでの知見を整理し、課題を抽出した。間隙水評価において、腐食生成物はシデライトまたはマグネタイトと仮定されてきたが、グリーンラストの生成も報告されており、これについては、安定性を確認した上で必要に応じて熱力学的データの取得が必要である。鉄の腐食速度については、これまで条件によらず一定の値で評価されてきたが、腐食生成物の種類、pH等の影響を実験的に調べ、定式化する必要がある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680696333184
  • NII論文ID
    130007029154
  • DOI
    10.11561/aesj.2005s.0.583.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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