三次元放射線ダイナミックイメージング用ステレオ投影型マルチピンホールカメラの開発

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タイトル別名
  • Development of 3-D Dynamic Imaging Technique with Multi-Pinhole Gamma Camera

抄録

ステレオ投影型マルチピンホールガンマカメラの検出器部分にフラットパネルディテクタ(flat panel detector:FPD)を用いた三次元的な動的放射線イメージングシステムの成立性について、シミュレーション計算により検証した。特に本計測システムの基本性能として、検出効率と時間分解能(一画像を得るために必要な総カウント数)および空間分解能に関して検討を行った。その結果計数効率は約10cps/MBqとなり、通常行われている体長6_から_8cmのラットに37MBqのRIを投与することを仮定すると、約30秒で1画像が取得できる可能性を確認できた。また、ML-EMアルゴリズムを面状数値ファントムに適用した結果、画像に歪みが生じたがCOLD領域(直径8mm)内にあるHOT領域(直径2mm)が判別できるが得られた。また、視野中心に置いた点線源に対する同アルゴリズムによる画像再構成の結果、半値幅(FWHM)で0.2mmの空間分解能が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680696482816
  • NII論文ID
    130007029377
  • DOI
    10.11561/aesj.2005s.0.61.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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