Radionuclide Release from MOX under High Temperature and Influence on Source Term

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  • 高温下のMOX燃料からの放射性物質放出とソースタームへの影響

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ATRふげんで照射されたMOX燃料を大気圧下で燃料の融点を超える3123Kまで昇温したVEGA-M1実験を実施し、放射性物質の放出を、γ線計測、ICP-AES、α線計測により評価した。実験における放射性物質の放出割合及びUO2燃料実験に基づくORNL-Boothモデルを用いた解析による放出割合の評価から、CsとSbは実験及び解析ともにほぼ全量放出を示した。また、解析はBa、Sr、Ruの放出を保守側に評価し、Uの放出及び2800K以下のPu放出はほぼ適切に予測した。しかしながら、同モデルはPuO2の蒸気圧があまり増加しない2650K以下のデータに基づいて作成されたためか、2800K以上のPu放出を過小評価した。Pu放出割合の実験値に基づいて実験式を作成し、原研のソースターム解析コードTHALES-2に組み込んでソースタームを計算したところ、BWRの代表的なシビアアクシデント数例については、Puに関するめやす線量を用いた被ばく評価を行う場合の立地評価事故の仮定(格納容器への瞬時Pu1%放出)は十分な保守性を有していることを確認した。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680696649472
  • NII Article ID
    130004568582
  • DOI
    10.11561/aesj.2004f.0.328.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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