ベントナイト間隙水の酸化還元電位に対するオーバーパック腐食の影響

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of overpack corrosion on redox potential of bentonite pore water
  • (2) Determination of corrosion rate and cathode reaction by ampoule test
  • (2) ガス蓄積型腐食試験による腐食速度およびカソード反応の評価

抄録

オーバーパックの候補材である炭素鋼の還元性環境での腐食速度やカソード反応を評価するために、炭素鋼を純水、硫酸ナトリウム水溶液、炭酸水素ナトリウム水溶液浸漬し、微量ガス成分の散逸を防ぐためにガラスアンプルに封入して腐食試験を行った。腐食反応によって発生したガスの分析から、試験液の組成によらずカソード反応は水素発生反応が支配的であることがわかった。炭素鋼の重量変化から求めた腐食速度は1.4μm/yであり、固相の分析で同定されたマグネタイトもしくは水酸化鉄の生成を仮定して水素ガス発生量から求めた等価腐食速度と一致した。以上の結果に基づき、オーバーパックの腐食が処分環境に長期的に及ぼす影響の解析評価に必要なカソード反応および腐食速度に関する知見を得た。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680698881536
  • NII論文ID
    130007032760
  • DOI
    10.11561/aesj.2007f.0.743.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ