ラマン分光法による高温高密度プラズマ照射された黒鉛の表面分析
書誌事項
- タイトル別名
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- Application of Raman spectroscopy for carbon materials irradiated with high dense plasma at high temperature
説明
本研究では、異なるイオン照射よって生じる黒鉛の構造変化について知見を得るために、NAGDIS-IIで高温高密度プラズマにさらされた黒鉛にラマン分光分析法を適用した。イオン照射は軽水素、重水素、ヘリウムで行った。得られたそれぞれのラマンスペクトルはどれも比較的シャープなピークで、非晶化しておらず、黒鉛の結晶粒は小さいものの二次元構造を保持していた。これは高温照射の際に生じる焼鈍効果に起因している。その中で、ヘリウム照射の場合が最も大きい損傷度であった。また、水素はほとんど存在していないため、水素蓄積による乱れも小さいと思われる。(258字)
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2008s (0), 672-672, 2008
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680699795328
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- NII論文ID
- 130007034098
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可