応力腐食割れを考慮した腐食進展量評価手法の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on Evaluation Method of Stress Corrosion Cracking Progress
説明
高レベル放射性廃棄物の地層処分において、オーバーパック(OP)に求められる安全機能の一つである核種閉じこめ機能の喪失時間は、地下水組成、温度等の処分の環境条件に依存するOPの腐食の形態とその進展速度に大きく依存すると考えられる。OPの候補材料である炭素鋼の腐食形態は、全面腐食が支配的であると考えられるが、OPの安全機能に対する確率論的な評価を行う上では、局部腐食及び応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking:SCC)に対し、腐食形態の発生と進展量の評価のための手法(腐食寿命評価手法)整備を進める。前報[1]では、環境条件の変遷による全面腐食と代表的な局部腐食の形態であるすきま腐食の発生に対応したOPの腐食寿命評価手法の現状を報告した。本報告では、地層処分で想定される環境のうち、SCCの発生しやすい代表的な環境として知られている[2]炭酸塩環境のSCCの発生に対応したOPの腐食寿命評価手法について報告する。
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2010f (0), 849-849, 2010
一般社団法人 日本原子力学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680701696256
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- NII論文ID
- 130007035946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可