高速炉実機未臨界状態で行う反応度フィードバック精密測定技術の開発(その2)

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Reactivity Feedback Effect Measurement Techniques under Sub-critical Condition in Fast Reactor (II)
  • (5) A Feasibility Study on Sub-critical Reactivity Measurement System Application to Power Reactors
  • (5) 未臨界反応度計測システムの実機への適用性検討

抄録

未臨界反応度計測システムの実機への適用性確認のため、1500MWe級大型実用化想定炉心を対象に、炉雑音法と修正中性子源増倍法(MSM)を組合せたシンセシス法につき、実機炉心での試験を想定した数値実験を実施した。その結果、炉心中心と径ブランケット領域の炉心上部に検出器を設置して炉雑音法(2検出器法)を適用すれば、2$程度までの浅い未臨界度を10%程度の精度で測定可能との見通しを得た。また、検出器不感時間の影響も無視できることが分った。更に、より深い未臨界度は、径ブランケット領域上部の120度回転対称位置に3箇所設置した検出器を利用してMSMにて測定し、MSM補正係数は、中性子生成断面積、吸収断面積を調整して基準未臨界度が直接計算で再現できる計算モデルにて求めることとすれば、15%程度の測定精度が期待できるとの見通しを得た。なお、検出器は特殊な駆動装置で挿入するなどハード上の工夫を要する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680702162432
  • NII論文ID
    130007036512
  • DOI
    10.11561/aesj.2011f.0.171.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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