高濃度Mg,Cr地点の発見とPb人為汚染の可能性―荒川上流薄川流域の地球化学図―

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タイトル別名
  • Discovery of high Mg and Cr region and artificial Pb contamination - Geochemical map for Susuki-river area of Ara-river System-

抄録

埼玉県西部の秩父山系を流れる荒川上流の薄川流域でMgとCrの高濃度地点を発見した.MgとCrの濃度が高い地点は火山岩が貫入している地点であり,クロム苦土鉱が生成していると見られる.この流域の基盤岩はほとんどが堆積岩であることから,Pbの濃度分布は全体にあまり変化が見られないが,高濃度の地点が見つかった.試料採取時に上流で行われていた工事による汚染がPbの地球化学図に表れた可能性がある.周辺と比べてB濃度が突出して高い場所が見つかった.また,ジルコンに多く含まれるZrとHfは,最下流の凝灰岩地域で高濃度である.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680707212160
  • NII論文ID
    130005053499
  • DOI
    10.14862/geochemproc.55.0.249.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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